指揮って

昨日は指揮の村方千之先生と門下生によるジョイントコンサート「千の会」でした。

先生を含め6人の指揮者がそれぞれの持ち曲を演奏して約3時間の長いコンサートでしたが、一生懸命な門下生の皆さんに私たちも思わず奮闘しました。

良い指揮とはどういうものか、指揮者の役割とはそもそもどういうものか、改めて色々考えさせられました。

3/11震災直後の公演となった東京アカデミア合唱団の指揮は秋山和慶先生でした。
まだ余震や計画停電で世の中が混乱しており、悲惨なニュースがみんなの心を占めていて何となく悲壮感が漂っていました。

秋山先生は指揮台に乗るや否や「それでは最初から」と落ち着き払って練習を初め、拍子抜けする程に淡々とリハーサルを進めました。

「今こそ音楽で…」等と力んでいた自分が恥ずかしくなってしまいました。いつも通り、淡々と精一杯に自分の仕事に打ち込めば良いんだな。今回だけが特別なのではなく、演奏はいつも真剣勝負なんだものな。と気づかされたのでした。

指揮者とは、偉大な存在だなぁつくづくと思います。政治家もかくあれかし。

 

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