平山先生の教え

樂人(がくじん)の会なるアンサンブルグループのマンドリンとギターのコンサートで、ルーテル市ヶ谷協会へ。

故・平山英三郎先生を慕って集まったギターとマンドリンの皆様、少数精鋭という感じで、超高速でも一糸乱れぬ演奏・・・速すぎて、上手に吹けません、と遅くしてもらいました。とほほ。

ルーテル市ヶ谷ホールは、昔からおなじみですが、演奏するのが初めてでした。とても吹きやすいホールで感動しました。舞台袖に防音ルームがあるのも面白かったですね。

今回は恐れ多くもゲスト演奏というコーナーにて、マンドリンのオリジナル曲をとりあげ、ギターと2重奏をさせて頂きました。完全にアウェーな状況に、知らずと堅くなっていたのでしょうか。リハーサル中に伺った「平山先生は、実力より良く見せようという演奏を非常に嫌った」「先生きっと会場にいるから・・・」「感じたままに演奏するように・・・」というエピソードが心をよぎり、「実力より良く見せようとしている自分」に気がつき、力を抜いたとたん、不思議にすーっと音楽に入っていきました。そして山本さんが奏でる自由自在のギターとのアンサンブルを楽しみました。

こんなに楽しい世界があるのに、自分で垣根を作っていたなんて、いままでなんて勿体無いことをしていたのでしょう。「背伸びをしないなんて、常識・・・」と他人事のように聞き流してしまっていたのだから、困ったものです。とても大切なことに気づかせていただけた日でした。平山先生、有難うございました。

ところで、メインの「田園詩曲」演奏中に蚊が飛んできて、演奏中に大音量で叩いちゃうところでした。・・・虫の知らせとも言いますし、もし平山先生だったらシャレになりません・・・笑。

 

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