呼吸訓練法セミナー
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(1)
2001/3/26
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(1)
フルートを演奏するためのより良い呼吸訓練法と、その具体的な修得法についての研究・発表です。引用なさる場合はご一報下さい。またご意見、ご質問などお寄せ頂ければ幸いです。
1. 何で呼吸は大切?
「フルートが上手くなりたい!」という生徒さんが沢山いらっしゃいます。では「フルートが上手い」とは実際、どんな事でしょうか?「音が良い」「テクニックが凄い」「息が長く続く」「音程が良い」etc…憧れのプレイヤーを思い浮かべる人もいるかもしれません。
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(2)
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(2)
フルートを演奏するためのより良い呼吸訓練法と、その具体的な修得法についての研究・発表です。引用なさる場合はご一報下さい。またご意見、ご質問などお寄せ頂ければ幸いです。
4. 理屈はいいから即、実践!
呼吸は目に見えないもの。とかくイメージの壁に阻まれがちな呼吸法ですが、ここでオススメするトレーニング方法は至ってシンプルなものです。おまじないだと思って日々続けてみて下さい。他にも沢山のトレーニング法がありますが、導入編として基本的な所だけあげてみました。→本格的に取り組みたい方はこちら
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目的
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トレーニング
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ポイント
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プラン
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| (1) | 基本の体力づくり | 【A】バタ足腹筋 | 良い呼吸は柔軟な肉体から。 | 3日に1日くらい休み |
| (2) | しっかりした音 | 【B】腹式呼吸 その1 | 毎日のウォーミングアップにどうぞ。 | 練習の前に必ず10分 |
| 【C】腹式呼吸 その2 | ||||
| 【D】腹式呼吸 その3 | ||||
| (3) | 豊かな表現 | 【E】犬の呼吸 | 支えが足りない場合に。 | ウォーミングアップの仕上げに3分 |
| 【F】ヴィブラート | 音の柔軟性がない時に。 | やりたい時だけ | ||
| (4) | 自由な歌を歌おう | 【G】のどを開く | 何か息苦しいときにはのどを疑え。 | 気になった時はすぐに
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フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(3)
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(3)
フルートを演奏するためのより良い呼吸訓練法と、その具体的な修得法についての研究・発表です。引用なさる場合はご一報下さい。またご意見、ご質問などお寄せ頂ければ幸いです。
5. トレーニングとのつきあい方
一生懸命トレーニングに取り組んでいると、吹いている時に呼吸のことばかり考えてしまったり、リラックスしようとするあまり集中力がなくなったりします。フルートを吹くという事は音楽を演奏するという事であり、音楽を演奏するということは音楽の中に身も心ものめり込むということです。「音楽」という真剣勝負の場で「上手く呼吸しよう」とは、むしろ邪念でしかありません。
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(4)
7. 森明彦「新・発声入門」飛ばし読み
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森明彦氏はドイツ・デットモルトの発声学の権威フースラー教授の解剖学・音楽生理学に基づいた著書「Singen(うたうこと)」から学び、主催する発声研究所にて呼吸法を含むヴォイス・トレーニング法、つまり声楽家の「歌唱の為の “体” の使い方」の習得訓練法を広く紹介し、教授している。この森氏の「新・発声入門」は、そのメソードの実践の為の教則本である。論文に引用した部分だけ抜粋した。 |
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(5)
8. フースラー「うたうこと」飛ばし読み
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Singen(うたうこと)著書のフレデリック・フースラー(1889~1969)は歌手からスイスの声楽発声の教育者となった人物で、ミュンヘンやベルリン、デットモルトといったドイツ各地においても発声の指導に従事し、発声研究家としては世界的権威と名誉を得た。「うたうこと」は発声研究の聖典と言われている。森氏は声楽家を志し、西ドイツに留学した際、このフースラー氏の後継者リンデンバウム氏に師事し、徹底的に発声のトレーニングを習得し、また指導法を伝授された。「うたうこと」の中では具体的トレーニング方法については何ら述べられていないのだが、「新・発声入門」を理解する上で非常に重要であり、かつまた全ての演奏家にとって有用な示唆に富んだ書である。以下に論文に引用した部分だけ抜粋した。 |
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(6)
9. 研究論文を1から読む
『フルーティストの呼吸訓練法について』
~森 明彦氏の「新・発声入門」をひもといて~
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目 次
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| 序文 |
| トレーニングに入る前に |
| トレーニングの課題とその効果 |
| 実際のトレーニング方法 |
| 参考文献 |
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(7)
【トレーニングに入る前に 】
1) 練習課程の認識
自覚 → 強化 → 関連
『練習は、常に意味を持って、効果的に行わなければなりません。練習方法について、その課程と意義について述べましょう。…まず、筋肉の位置、働き、目的を自覚することです。それから、その筋肉がより活発に動くよう、強化訓練します。次に、各々の筋肉が、他の筋肉とどのような関連をもって働いているかを認識し、関連した筋肉運動の中で、障害となるものを取り除いていく練習をします。そして最後には、「息→音→色」が全く自然に、まるで音があふれ出るように感じられるまで訓練するのです。ここまでくるには、全ての筋肉が随意的働きによって、自在に運動できるようになっていなくてはなりません。』(新・発声入門/p.19)
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(8)
【トレーニングの課題とその効果】
1) 自然体
トレーニングを始めるにあたって、まず全身の不要な力を取り除いた状態になる。そこから、眠っている一つ一つの器官を呼び覚まし” 自覚 ” する可能性に近づいていくのだ。トレーニングの第一歩はこの状態、つまり「自然体」の練習である。一般に「リラックスして」とか「姿勢良く」などと、つかみ所のない表現で困惑させられがちな課題であるが、後に実践的なトレーニング方法について述べる。ここでは「自然体」の習得に向き合う必要性について考えたい。
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(9)
【実際のトレーニング方法 】
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課題
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トレーニングのポイント
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新・発声入門
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自然体
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自由で楽な構え方にもつながります。 |
p.51
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楽器の確保
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上半身全体の理想的な状態をみつけます。
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p.54
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横隔膜に関する練習
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いわゆる”息の支え”です。呼吸のサポート機能としての横隔膜を呼び覚まします。
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p.58
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腹斜筋と臀筋に関する練習
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正しい呼吸の土台となる筋肉のトレーニングです。
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p.66
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横隔膜と咽頭の関連
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息を自在にコントロールし、多様な表現を可能にするための訓練です。
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p.78
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開かれたのど
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ダイナミックな表現と安定した技術には不可欠な身体の条件です。 |
p.88
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トレーニングは「新・発声入門」から抜粋し、ほぼそのまま紹介しています。グレーの文字が注釈です。
フルーティストのための呼吸訓練法セミナー(10)
参 考 文 献
森明彦 『新・発声入門』 東京:芸術現代社、平成2年(1990)
フースラー、フレデリック 『うたうこと 発声器官の肉体的特質―歌声のひみつを解くかぎ―』(Singen : Die physische natur des Stimmorganes – Anleitung zum Aufschlie en der Singstimme, B Schott s sohne, Mainz 1965) 須永義雄・大熊文子 訳、東京:音楽之友社(1987)
マクロスキー、デーヴィット・ブレーア 『美しい発声法』(Your voice at its Best, little Braun, 1959) 高山教子 訳、東京:音楽之友社、昭和49年(1974)
アイアンガー、B・K・S 『ヨガ呼吸・冥想百科』 (Light on Pranayama, Geroge Allen & Unwin ltd.,1981) 沖正弘 監訳、東京:白揚社(1985)
守山光三 「横隔膜」、『東京音大ニュース』 第30号、平成1年(1989)
モイーズ、マルセル 『ソノリテについて』 (De la Sonorite : Art et technique, Alphonse Luduc, Paris, 1934) 吉田雅夫 訳、パリ:A . ルデュック社(1968)
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