ダルクローズ・リトミック講習会

リトミック講師の見習いを始めて数ヶ月、あまりにも自信が持てず色々調べていたところ、ダルクローズ・リトミックにたどり着きました。その素晴らしさに感激、宮良愛子先生の夏期特別講習を体験してきました。

ちまたのリトミック教室で行われている授業は概ね、音楽に合わせて手遊びや体遊びをするというもの。たとえば、こちらの動画のようなお遊戯です。これも決して悪いとは思いません。お子様たちが楽しそうにのびのびと体を動かし、お歌を歌い、ママも気分転換できます。

しかし本来のリトミック教育とは、ソルフェージュ力を高めることですから、お遊戯とは目的を異にします。(ソルフェージュ=音や、リズムや和音をよく感じ、聴き分ける)大きな違いは、そのときに聴こえた音に対して、反応すること。指導する側にも高い即興演奏の能力が求められます。

長男くんが教室を駆けずり回っているのを見た先生は、他の子の迷惑になりそうだと思われたようで(汗)小学生のクラスに参加するように勧めました。隣室から覗いて見ていたのですが、即興のピアノに反応して、どんどん自主的に体を動かします。ゲーム感覚でとても楽しそう。たった45分のクラスでしたが、最後にはリズムを音符で理解でき、シンコペーションのリズムまで表現できるように。子供は音楽の天才ですね。

1~2歳児のクラスでは、もちろん授業の内容はしっかりしたものでしたが、子育て相談の保育士さんのようなお話をされていたのが印象的でした。下の子が生まれたらどうするか・・・思春期になるとどうなるか・・・などなど。大勢の子供たちを教え成長を見守ってきた先生ならではのお話。お教室の保護者会では教育現場の先生を招いて講演もするのだそうです。

隣室で待機している間もスタッフの方が上手に子供の相手をしてくださって、私もとても優しい気持ちでいられました。クラス中、ピアノの音色を聴きながら、号泣した挙句、熟睡してしまった子もいました。

にしても、片道2時間半の道のりは、さすがに大変。もう少し近かったらなあー。

 

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