心の回復に腹式呼吸

このたび大震災に被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

未だ避難生活を送っていらっしゃる皆様、何卒お体大切になさってください。

新しい年度に伴っていよいよ新しいブログがスタートというときに、まさかこんな大変な世の中になっていようとは思いませんでした。

余震が続き、毎日の停電、放射線による汚染の心配まで。ついこの間まで当たり前にあった心の平安が崩れ、徐々に心身の疲れが蓄積してくるのではないでしょうか。

かくいう私も、被災した皆さんに比べたら、不満を言えるレベルではない!と自らを奮い立たせておりますが、心身は一朝一夕にパワーアップするものではございません。停電もまだまだ続くことですし、時には鍛え、時にはなだめすかしながら、どうにかしのいでいきましょう。

ストレスや不安による不眠には、腹式呼吸が大変役立つそうです。震災以前にも色々な病気の心配に晒されていた私たちですが、もっとも有効な自己防衛はしっかり食べて眠ることです。何はともあれゆっくり深呼吸、で行きましょう!

時事通信社の3/17のニュース記事より:

東日本大震災は発生から18日で丸1週間。物資不足や被災者の健康問題が懸念される中、「心のケア」にも注目が集まるが、避難所での生活で心掛けることとは。専門家らに聞いた。

兵庫大の近沢範子教授(精神介護学)は「被災直後は興奮状態。不眠に陥る人も多い」と指摘する。そんな時に勧めるのが「腹式呼吸」だ。ゆっくり10回繰り返すと効果的という。日本赤十字社の広報担当者は、歌やハンドマッサージを推奨し、「触れ合いで不安を紛らわすことも大切」と話す。

中越地震などの支援に携わった新潟青陵大の碓井真史教授(心理学)は「楽しく過ごすことは不謹慎ではない」と強調。「少し力が戻って来たら、おしゃべりしたり、遊んだり、掃除をしてみたり。普段通りのことをしてみて」と勧める。

「人の役に立つことも精神的によい」とは、阪神大震災で被災者の心のケアに当たった元神戸大医学部精神神経科教授で精神科医の中井久夫さん。阪神大震災で自宅が全壊し、避難生活を送った綱千代子さん(77)は、道行く人におにぎりを配った。「大変な状況だったが、喜ぶ顔を見て救われた気持ちになった」と振り返る。生き残ったことに罪悪感を抱く人も多く、人の役に立つことが自己肯定につながるという。

日赤の担当者によると、「何とか頑張ろう」という気の張りが解けて、無気力になる人も多い時期という。綱さんは「人との交流を大切にして、少しでも明るい話を」と語った。

 

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